認定がおり、介護度が決まったら・・・
在宅介護
“ケアマネージャー(介護支援専門員)”を探します。
ケアマネージャーとは、ケアプランの作成や、各種の介護サービス事業者の手配や調整などをおこなう専門家。
介護サービスはケアマネージャーがつくるケアプランに基づいて提供されます。
介護を受ける本人やそれを世話
する家族が希望する生活のあり方をケアマネージャーと話し合い、それをもとに、いつ・どれだけ・どんなサービス
を受けるかをケアプランとしてまとめていきます。
要介護度によって利用限度額があるので、必要なサービスが過不足なく受けられるようなプランを組んでもらいま
しょう。
介護認定を受けた方は、要介護度に応じた限度額の範囲内で、これらのサービスを組み合わせて利用することができ
ます。どんなサービスがあるかを知って、ケアプランの作成に活かしてください。
種 類 | 概 要 |
訪問サービス | ・ホームヘルプ 介護サービス事業者が、利用者の自宅を訪問して提供するサービス。 身体介護と生活援助。 ・入浴介護、看護、リハビリテーション |
通所サービス | ・デイケア、デイサービス 高齢者の幼稚園みたいなものです。 |
短期入所サービス | ・ショートステイ ご家族が出張や旅行等で一時的に介護できないとき、一時的に施設に入所して利用するサービス。 |
福祉用具の購入 ・レンタル |
車椅子や歩行器、特殊寝台やリハビリ器具などの購入費支給や貸与のサービス。 |
住宅改修(リフォーム) 費支給 |
手すりの設置、段差の解消、引戸等の扉の取り替えなど、要介護者が自宅で支障なく生活するための住宅改修費の支給を受けることができる。 |
施設介護
①認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
認知症の高齢者が、10人以下の少人数で、家族的な共同生活をしながら、それぞれの状況に応じて家事などを分担
して生活することで、認知症の進行を抑える目的がある。
- 認知症の状態で、65歳以上の要介護者。
- ほかの利用者との共同生活を営むことに支障がないこと。
- 家庭環境などの理由で在宅介護が困難なこと。
- 15~20万円
- 入居金が必要な場合もある。
②宅老所
小規模で地域的デイサービスなどを行う老人施設。
一般的に法令に定義のない民間独自の福祉サービスを提供している施設で、民家を改造した小規模多機能な施設。
- 通所(デイサービス)
- 短期の泊まり(ショートステイ)
- 住み込める(入所)
- 要介護度 非該当で受け入れOK
③特別養護老人ホーム(特養)
要介護度の高い人から入ることが多く、順番待ちをしていて、要介護度が低いとなかなか入れない。
入所期間に制限はなく、入浴、排泄、食事等の介護や、機能訓練、健康の管理、療養上の世話など日常生活上必要な
サービスを受けられる。
~人生の終の棲家~
- 要介護1以上で日常的な医療ケアを必要としない高齢者。入居待ちの方は全国で40万人前後いる。
- 10~15万/月
④介護老人保健施設(老健)
病院と在宅もしくは病院と介護施設の中間施設で、治療が済んだ後、病状が安定するまで受け入れる施設。
帰宅を可能にするためのリハビリテーションの場。
- 原則3ヵ月まで。
- 10万円前後
⑤ケアハウス(軽費老人ホーム)
60歳以上の自立した方を対象とした食事・入浴付の老人マンション。
施設によっては要介護の者が入る、65歳以上のケアハウスもある。
- 18~12万円
⑥介護付有料老人ホーム(一般型) 注)介護専用と混合型がある
各都道府県から介護保険の「特定施設入居者生活介護」の認定を受けたもの、全てのサービスを常駐のスタッフが
提供するので、ちょっとした要望なども頼みやすい。
しかし、介護スタッフが1対1ではないので、きめ細かいサービスではない。
- 15~30万円
- 入居金がかかる場合が多い。